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マーケティングにおける「良い文章」と、Google君の初デート

マーケティング文章についてのイラスト

ウェブマーケティングの必要性

今、皆さんは何かしらのデバイスでこの文章を読んでいただいていると思います。
PCでしょうか、スマホ、それともタッチパネル……いずれにせよクリック一つでネットの世界にダイブし、ありとあらゆる情報を手繰り寄せる環境におられるのでしょう。

「通信利用動向調査」によれば、2020年9月末時点の日本国内でのインターネット普及率(過去1年間にインターネットを利用したことがある人の率)は83.4%。
つまり赤ん坊からお年寄りを含めて100%の日本人のうち、8割以上の方々がネットを利用しているということ。

そんな現代においてはビジネスとWebは切っても切れない関係であり、集客や販促にはWebを駆使したマーケティングが欠かせません。
サイト、LP(ランディングページ、縦長で最後に「お申し込みはここ!!」と書いてあるやつ(説明力))、ブログ、コラム、各種SNS、この世界にはさまざまなメディアが存在します。

ですがどんなメディアであっても、情報を伝える手段は「文章」です。

 

文章力が与える影響

店舗HPで集客を増やすのも、LPで売り上げを伸ばすのも、企業のオウンドメディア(広報ページ)で新商品を広く知ってもらうのにも文章は欠かせません。
塾の広告に「御塾の講師たちは数学とかが得意です」と書かれていれば大切な我が子を通わせるのはよそうと思うでしょうし、画像だけで新商品の販促をすることも不可能です。

正しい日本語であることは基本中の基本。その上で「ブランドイメージ」や「伝えたいこと」を意図通りしっかりと伝えられる文章力がマーケティングには求められます。

 

文章力とSEO

SEO対策のサイトなどではしばしば「文章レベルはSEOに関係ない」といった意見のものを見かけます。
その理由としては概ね「クローラーはキーワード抽出をして判断するから」とクローラビリティやインデクサビリティが語られていますが、それは間違いです。
なぜなら、確かにGoogleはクローラーというロボットでサイト内クロール“も”しますが、この検索アルゴリズムは他にもさまざまな判断材料を集め、複合的にジャッジメントを下すからです。

こういった意見の相違が生じるのは、SEOというものを「設計(容器の質)」から捉える人と「コンテンツ(内容の質)」から捉える人の仕事内容がかなり乖離しているからかもしれません。
前者は理系で後者は文系、と言えばわかりやすいでしょうか。

ここで、ごりごり文系の私が説明させていただきますと、Googleの検索アルゴリズムとは、例えるならば「初デートの彼氏の視線」なのです。

 

初デートの彼氏の視線

G君(Google)は、まったくもって無感動で無趣味な男性です。
ですがそんな彼にもやっと春が来て(時代感)ゾッコン(時代k)の彼女と初デートをすることになりました。
ふたりは映画の前にカフェで食事をすることに。

彼はメニューを眺める彼女を見つめています。

彼女が何を選ぶか、は、自身は食の道楽もない無感動な男・G君にはとても重要。

魚ではなく肉を選んだら次は魚の美味しい店に誘おう、食後のデザートを頼むなら映画の後も干物屋でなく甘味処(j)にエスコートしよう……ここで恋敵のY氏(Yahoo)にぐんと差をつけるんや、と考えているのです。

 

紙とWebの異なるポテンシャル

さらに、「媒体」にも注意しなくてはなりません。
掲載量に制限のある紙と違って、Webは際限なく情報を載せることができますね。
ですが、雑誌や新聞などの紙媒体は「読む」ことを前提としています。一方、動画や画像など直感的な視覚情報の多いWebでは「見る」ことを前提としており、より的確な表現が求められるのです。

 

■■画像■■(紙とWebの比較)

それでは、どのように文章を書いていけばいいのでしょうか。

● AIDAの法則

AIDA(アイダ)の法則とは、顧客心理を捉えたマーケティングのこと。

A-Attention(注意)
I-Interest(関心)
D-Desire(欲求)
A-Action(行動)

以上4つからなり、人が「意識」してから「行動」に至るまでの過程を法則によって説明しています。
Webライティングにおいても、この法則を上手に活用することで「読まれる」コンテンツを作り上げていくことが可能です。

 

Web文章の構造(図解)

ブログやコラムなど、Web媒体での「読みもの」では「トップコピー=要点・目玉」を上部に配置しましょう。

 

■■画像■■
タイトル
リード文
見出し
画像
小見出し
まとめ
LPや販促サイトの場合、申し込み、購入などの「ボタン」
↑(トップコピー、ボディコピー、ボトムコピー)

・タイトル
・リード文
・見出し
・画像
・小見出し
・まとめ
・LPや販促サイトの場合、申し込み、購入などの「ボタン」

 

短い=良い、の時代ではない。

主題から結論、起承転結など、日本の国語教育で習う文章の走行性とは異なるWebライティング。
その理由は先に述べた通り、「見る」形で情報を受け取る媒体のため、基本的に「全文は読まれないもの」だから。

ですが、新型コロナウイルスのパンデミックがひとつのターニングポイントとなり、人々の生活スタイルはがらりと様相を変えました。
これまでよりもインターネットにつながっている時間が増え、さらにガジェット(スマホ、PCなどの端末)の性能もかなり向上しており、「ものを読む」ことへの心理的ハードルが下がっています。

現在のGoogleのアルゴリズム(検索結果順位を決める判定)では、ユーザーの「サイト滞在時間」を計測しており、一概に短い、端的な文章が良いとは限らないというわけです。

 

☞『コンテンツのかんがえかた』