SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」のこと。
検索エンジン最適化?余計謎が深まるばかりだぜ……という方のために、このページでは「検索エンジン」と「最適化」から見ていきたいと思います。
検索エンジンとは「ネットで検索する時に開くページ」というとわかりやすいでしょうか。
世界にはたくさんの「検索する時に開くページ」が存在します。
例えば、ネット検閲の厳しい中国ではBaiduのシェアが70%以上、アメリカでは最近DuckDuckGoが人気だったりと国によっても個々異なりますが、全世界の利用者数1位はGoogleです。(2022年2月時点)
検索エンジンとは、いわば「外商員」さんなのです。
ある日、「うぇぶ」という名の「巨大百貨店」にあなた(インターネットユーザー)が訪れます。
うぇぶ、にはあなたの他にも「ガパオライスの隠し味」を探している人から「彼女と仲直りの方法」を求める方などさまざまな顔ぶれが。
だってそこは“宇宙一”を謳う百貨店。
世界中から人々がやってくるのです。
「∪味の塩」を探しに来たあなたは中へ入ると、その、あまりの広さに驚いてしまいます。
無理もありません。だってそこはアメリカ大陸くらい巨大だったのですから。
「ご心配には及びませんよ、いらっしゃいませ」
声をかけられて振り返ると、「Google」という名札をつけた外商員がカウンターの中からあなたに微笑みかけました。(検索窓)
「お求めのお品物(情報)は、ワタクシがすべてこちらにお持ちいたします」
この百貨店にはアメリカ人のGさんやYさん(Yahoo)の他にも、中国人のBさん(Baidu)や韓国人のNさん(NAVER)など、外商員(検索エンジン)が多数在籍していますので、何もあなたが塩を探してメキシコまで歩いていく必要はありません。
「∪味の塩を探しているんですが」
あなたの問いかけを聞きとめると、有能なGさんは立ち上がります。
「お待ちくださいませ」と言うや姿を消し……たかと思えば数秒後には戻りつき
「いくつか見繕わせていただきましたが、いかがでしょうか」
と、あなたの前に先ずは10個の商品(情報/サイト)を並べました。
お話の途中ですが、次は「最適化」について。
これは言葉通り「最適な状態、効率の良い状態にすること」で、難解なシステムやコードによって設計されるコンピュータの世界ではよく耳にする言葉です。
理系の彼氏は「無駄を嫌い」ませんか?工学系の奥様は「合理的」に物事を進めるのがお好きではないでしょうか。
かかる「コンピュータの世界の人」たちは、最小のコストで最大の利益を得るのが得意なのです。
そもそも、コンピュータの語源であるコンピュート(compute)とは「計算をする」という意味。賢人が計算の最適化を極めて生まれ出た利器なのですから、正確かつ効率よい状態がコンピュータ、インターネットの「正解」というわけですね。
それではもう一度、SEOのお話に戻りましょう。
SEOとは「検索エンジン(GoogleやYahoo)において(情報を)最適(正確、効率よく表示)化すること、でしたね。
あなたの「∪味の塩」を探すために姿を消していた数秒間、Gさんは何をしていたのでしょう。
G「えっと、『∪味の塩』は……っと」
『∪味の塩』とそれに関連する商品を探しにやってきたGさん。百貨店中の商品(情報)たちが一斉にで手をあげて声をあげます。
サイト S「ハイ!」
サイト I「はいっ!」
サイト O「はいはい!」
Gさんはピックアップした彼ら10,000の商品たちを引き連れてあなたの元へ戻ります。
この時、あなたが渡された(検索結果)商品(情報)の一つ目は「サイトS」でした。
ここで大切なポイントは、SもIもOも似たような「塩関連のサイト」であった点。
ではなぜ、サイトSが一番上だったのでしょう。
地球未発売の「∪味の塩」を売っていたから?いいえ、違います。
それは、サイトSが一番自分磨きに余念がなく(SEO)、「塩を探している」ユーザーの満足度が高く(SEO)、見つけやすい見た目(SEO)をしているためにGさんのお気に入りだったから。
どんな営業マンも、優れた商品とそうでない商品であれば前者を売りたいものですよね。
どれほど卓越した営業力を以てしても、商品自体がすかたん(言い方)であればどうしようもありません。
上述のサイトSはその他よりも「良い(高品質)」サイトなのです。
“情報”とはインタンジブル(無形)なもの。さらに、検索側は必ずしも唯一無二の正答を求めているわけでもありません。
「カレー」を検索する人は「作り方」が知りたいのかもしれないし「名店」を探しているのかも知れない。
物質のない世界でGoogleは、ユーザーが欲しいで「あろう」を常に提供しています。
そのため、
巨大なインターネット上で検索上位に表示され
↓
多くの人の目に触れ
↓
業績につながる
という、一連の流れ(Webマーケティング)では、第一に「Googleにとって」わかりやすい、薦めたいサイト作りが必須なのです。
サイトSは以下の点に注意してSEO対策をしっかりと講じています。
・サイト設計の最適化
・上質なコンテンツ発信
・アクセシビリティ向上
さて、あなたが「どれどれ」と上位商品を吟味している間、列の3980番目にいる「∩味の塩サイト(以下「サイト∩」)」がサイトSを羨望の眼差しで見つめています。
サイト∩「僕が∪味の塩に一番近いと思うんだけど……僕もGさんに選んでもらえるように頑張らなきゃ」
では、ここからはサイト∩と一緒に具体例でSEOを理解してみましょう。